メンテナンス性最悪の美容院看板
■昼食をとりに会社から出てぶらぶら歩いていたら、回転したばかりの美容院のスタッフとおぼしき若者が、得意げに業者に指示を出しながら、歩道に少しはみ出して看板を設置していた。30インチほどの液晶画面が看板の表裏両面に2台、縦長に埋め込まれた看板で、その足元のふたが開いて中からDVDプレイヤーが垣間見えている。確かに液晶画面にセンスのいいカッティングの場面がエンドレスで流れる美容院の看板など見たことがない。そのスタッフも斬新な看板で待ち行く人を引とめられると思ったのだろう。
でももう少し頭を使うべきだった。場所は渋谷道玄坂だ。夜になっても人通りは多い。一日いったい何人の歩行者が過失で、または故意にこの看板にぶつかるだろうか。両隣の飲食店に食材などを搬入する台車が一日いったい何度この看板を誤って引っ掛けるだろうか。
案の定、数日後には真っ暗な液晶画面がぽっかりと口をあけているだけの看板になり下がっていた。DVDプレイヤーなんてちょっと蹴飛ばされただけで簡単に再生をやめる。液晶画面に何十万もかけた看板が数日で機能しなくなる。こんなこと少し考えれば予想できたはず。他人のバカさ加減を目の当たりにすると悲しくなる。
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