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2004/04/26

東京国際ブックフェアでソニーの電子ブック

■昨日は東京国際ブックフェアに出かけてきた。マイナーな学術書の新品が2割引で手に入るからだ。幸運にもみすず書房のブースで『自明性の喪失』を購入することができた。電子ブックのブースではすでに4万円前後で市販されているソニー製品が展示されていた。ハードウェアは薄型で白黒液晶も見やすく、メニューのスクロールが異様に遅かったことを除けば、そしてジョグダイヤルの触感が個人的に大嫌いだということを除けばよくできていた。問題はインターネットからダウンロードできるという書籍コンテンツのほうだ。Timebook ClubというWebサイトからダウンロードできるのだが、あまりに貧弱で、こんなコンテンツのために誰が4万円も出して専用のハードウェアを買うだろうかと言いたくなる。

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ひそかに息絶えていたカラス

■以前、街を飛び交っている鳩は一体どこで人知れず息絶えるのだろうと書いたが、先日、朝の通勤に最寄の駅まで歩いていく途中、車道と歩道の段差のあたりにカラスが一羽、仰向けに翼を広げて息絶えていた。あたりには生ゴミを漁りにカラスが何十羽と乱舞しているのに、その一羽だけが静かに息絶えていた。燃えるゴミからヘンなものを食べたに違いない。そうでなければ鳩と同じように、カラスもきっと人目につかない場所を選んで、ひっそりと死ぬはずだから。

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いつの間にカウンタが100万

■いつの間にかトップページのカウンタが100万を超えていた。そりゃ7年間もやっていれば100万くらいにはなるわな、という話もある。

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2004/04/15

タイル張りの床の歩き方

■駅のコンコースなどを歩いていると大抵床がタイル張りのパターンになっているが、そのパターンをどう踏みながら歩いていくかに無意識のうちにこだわりながら歩いてしまうのは僕くらいだろうか。

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鷺沢萠は縊死だった

■鷺沢萠が亡くなったことを今朝新聞で読んだ。35歳で心不全とは若すぎる病死だと思っていたら縊死だったらしい。このページでも数回言及したことのある作家で、初期の『川べりの道』のほか、自分が在日三世であることを知った後の『君はこの国を好きか』などお気に入りの作品はいくつかあったが、彼女に一体何があったのだろうか。

This morning on the newspaper I read that Megumu Sagisawa died. I thought it's a bit strange that it said she died of heart failure so young at 35 years old. Eventually it turned out she hanged herself in her room. She was one of my favorite novelists. Her early work, Path Along the River is a beautiful piece. Do You Like This Country? was written just after she has discovered that she was actually a third-generation Korean-Japanese. This essay is also beautiful even though it describes her partly political encounter with native Koreans during her study stay in Korea. I wonder what made her kill herself.

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2004/04/14

十分合理的でなかった某スカート覗き教授

■仮に某教授が本当に品川駅で手鏡を使って女子高生のスカートの中を覗いていたと仮定して、その原因を幼児性だとか、異性との交際の仕方をしらないからだとか、他人とのコミュニケーションができないからだとか、果ては単なる変態だとか、常識的な能力の欠陥だと考える人がいるようだが、僕は彼が十分合理的でなかっただけではないかと考える。

彼は以前にも窃視で罰金を支払っているようなので、自分の性欲が一般的な人たちと違って主に窃視という行為で充足されるということをよく知っていたはずだ。だとすれば法律に違反しないようにその性欲を充足するための方法を考える必要があったのだ。

多くの人は主に異性との性行為で性欲が充足されるが、それでも白昼の街中でその行為に及ぼうとは考えない。公然わいせつ罪で処罰されることを知っているからだ。そういうわけで普通は人目に触れないところでその行為に及ぶものである。同様に某教授も一目に触れないところで窃視欲望を充足する方法を考えればよかった。

彼の名声からして経済的には余裕があったはずなので、合法的に窃視をシミュレートするような商売をやっているところへ足しげく通えば問題は解決できたはずだ。煙草をやめられない人々しかり、誰しも何らかの依存癖はもっているもので、ほとんどの人がその依存を合法的に解消する手段を自分で考えて見つけ出している。某教授はそれを真剣に考えることがバカらしいと感じていたのかもしれないが、もう少し合理的に、割り切って、自分の避けられない欲望の形と折り合いをつけるための手段を考え出すことに、自分の能力を使ってもよかったのではないかと考える。

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いきなり1日あたりアクセス数が1600に

■Yesterday the daily total access count of this web site jumped to 1600. Usually this web site gets 600 to 700 on average. Please tell me why this happened if somebody knows it. 昨日このWebサイトの一日当たりアクセス数がいきなり1600まで跳ね上がったのだが、誰か理由をご存知の方はお教えいただけないだろうか。まったく身に覚えがないのだが...。

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2004/04/11

鉄分入りグミキャンディーは血液の味

■ミニストップで一袋あたり鉄分4mg含有というプライベートブランドのグミキャンディーを初めて見たので、103円と安かったこともあって試しに買ってみた。ちなみに大人が一日にとるべき鉄分量は20mgくらいらしいので、一袋食べても五分の一にしかならない。アセロラ味がおいしく、あっという間に一袋食べてしまったのだが、口の中にいまだに血の味が...。というよりこれは鉄の味であって、血も鉄分を含んでいるからたまたまこういう味になるだけなのだが、ふつう人は血を通してしか鉄の味を経験したことがないので、鉄の味=血の味ということになってしまう。これは単なる鉄の味であって血の味じゃないんだと自分にいくら言い聞かせても、やっぱり血の味だという印象がどうしてもぬぐえなくて、たぶん二度と食べないと思う。

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都会の鳩はどこで死ぬのか

■電車のホームに立つ人々の足元をかすめて、人間に慣れているのか、恐れず鳩がとぼとぼ歩いていくのを見て、東京じゅうにいる鳩がみないつか死ぬのだとしたら、その死骸を僕が一度も見たことがないのはいったいどういうわけだろうかと考えた。鳩は人間のように火葬や土葬で葬られることもないのだから、文字どおり人知れず、いたるところで白骨化しているはずなのだ。鳩はどうして死んでいくのか。

When I found a pigeon walking among the feet of people standing on the platform without being afraid of human-beings, I thought why I've never seen a dead pigeon if all the pigeon flying around Tokyo will die one day without fail. Pigeons aren't cremated nor buried in the ground. They must become bones everywhere literally without being noticed by human-beings. How and where are pigeons dying into the bones?

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2004/04/10

日本企業の違法行為は「情」が原因

■企業活動におけるコンプライアンスということが最近よく問題になっているが、それと知って法律に違反する企業はおそらく少数ではないか。全社の利益のためにそれと知って法律に違反する場合もおそらく少数だろう。

企業における違法行為の大多数は、人間としての情から出ているものだろうと予想される。たとえば自分の部下が苦労して出した仕事の成果が、法律に違反していることが分かったとき、部下をかばうために目をつぶり、逆に社内でその違法性を指摘した社員を叱責する可能性がある。

ほとんどの企業における違法行為は、法律よりも部下を大事にしたい感情から起こるのではないか。法律に違反しているところまで行かなくても、法律を正しく理解する必要性を力説する社員を、部下をかばうために叱責するような空気から、日本企業の違法行為は生まれるのではないか。確信はないが、なんとなくその可能性が高そうな気がする。

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2004/04/08

ベイトソン『精神の生態学』

■ベイトソン『精神の生態学』はほぼ読み終えつつあるが現象学以降の欧州大陸系現代思想に慣れた頭には新鮮な知的刺激だった。ここ一週間ほどの英文エッセーをお読み頂いて分かる通り二重拘束理論はビジネスの場における臨床的な組織分析にも有効である。ただ個人と個人の相互作用という微視的な分析は利益を追求する企業にあって贅沢とさえ形容されるが、心理的な相互作用の問題が業務効率や動機付けを著しく阻害する場合はむしろ分析しないことの方が贅沢である。

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2004/04/05

テレビで久々に瀬地山さんを拝見

■昨日テレビ東京の夕方の情報番組を見ていたら、お役所風には「男女共同参画社会に向けて」とでも表現すればいいテーマで、コメンテータとして瀬地山さんが登場していた。僕が学生時代に性差別の問題を考え、かつ日本女性学会の総会などに参加し、考えるだけではなく行動もしていた頃に知り合ったのだが、その後北海道大学に働き口が見つかったと聞いた後、僕の方は就職して性差別社会にどっぷり浸かってしまっていたので消息も存じ上げていなかったが、どうやら僕の古巣で無事助教授に就任されているようで何よりだ。番組でも控えめながら的確なコメントで、変わらず誠実さがにじみ出ていた

When I was watching a TV program on TV Tokyo yesterday's evening, whose theme was gender-equal society, I found Mr. Sechiyama as a commentator. When I was a feminism activist as a university student, I got acquainted with him in the buffet party after the Japan Women's Studies conference. Later I knew that he found a job in the University of Hokkaido. Since I graduated from the university and started working in the sexist business world, I have had no information about him. Today I searched his name on the web and found that he became assistant professor of the University of Tokyo. In the TV program yesterday, he made modest but exact comments and I could feel his scholarly integrity.

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