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1999年2月の記事

1999/02/28

太陽とシスコムーンの最終選考で漏れた・山口香緒里

■この日記に何度も書いてるが、今読んでいるBrealey & MyersのPrinciples of Corporate Financeは面白い。sunk costというのは経済学のごく基本的な概念だが、それさえ分かっていない管理職はきっとみなさんの周りにもゴロゴロいる。会議の席で「このプロジェクトにはもう1000万円近く投資してるんだから、今更やめるわけにはいかない」などと言う管理職がいたら、その人は企業財務の「き」の字も分かってない。

■今日の日本経済新聞に「ケラチナミンコーワ」というハンドクリームの広告があった。うつむき加減ですべすべ手肌の感触を確かめているモデルの女性は、まぎれもなく『ASAYAN』のつんく新ユニット「太陽とシスコムーン」最終選考で漏れてしまった女優・山口香緒里。どうせなら山口香緒里がスタジオで激しくダンスして、「お疲れ様でした」とか言って洗面所で顔を洗ってから、おもむろにバッグから「ケラチナミンコーワ」を取り出して「すべすべぇ~」とか言うCMを作ったら大ウケなのになぁ。

■会社で4本も傘を盗まれるので、3000円以上の傘を買うのがバカらしくなってきた。同じように、盗まれるのを前提で買わなきゃいけないものに、自転車がある。駅前の自転車置き場なんかに置くつもりなら、盗まれるのを前提にできるだけ安い自転車を買うべきだ。でもナショナルが盗難防止のためにサドルを倒せる自転車を売り出してる。もちろん普通の自転車より高い。高いので盗まれる確率も高い。これは一種のジレンマだ。そういや『自転車泥棒』って映画があったな。

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1999/02/26

このWebサイト向きでない人の共通点

■どうやら僕のHP向きでない人には共通点があるようだ。「人間は感じたままに生きるのが正しい」と思っている人。そもそもこのHPの主旨と正反対なので、メールをよこさないで欲しい。サッカーファンのHPに「ガーデニングのことが書いてないじゃないか!」と文句を言う人はいないだろう。それと同じで、僕に向かって「感じたままに生きろ!」と言われても一体どう答えていいのやら...。こちらはまともに議論しようとしてるのに、洋服や髪型に文句をつけられているような感じで全然話がかみあわないのだ。反論は大歓迎。ただしちゃんと議論する気がないなら最初からメールを送って来ないようにね。

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1999/02/23

お見舞いメールありがとうございました

■ある方から風邪についてお見舞メール頂きました。ありがとうございます。5連休するわけにもいかないので今日は出社したけど、おかげで強烈な頭痛になってしまった。丸一日プログラミングをしてると、ただでさえ知恵熱が出るのに、その上風邪の熱で頭が痛いっ!

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1999/02/22

インフルエンザでセフェム系抗生物質

■昨日「危ない」と言っておきながら、今日は抗生物質を飲んでいる。朝からインフルエンザで会社を休んで医者に行ってきたのだ。本当は自然に治した方が絶対いいのだが、そこがサラリーマンの悲しいところ、2日も3日も休むわけにはいかないので仕方ない。

処方されたのはセフェム系抗生物質というもので、三重県薬剤師協会のホームページによれば「抗生物質は血液中に一定の濃度が保たれていないと、効かないばかりか耐性菌(薬に抵抗を示す菌)をつくる恐れが」あるとのこと。症状が軽くなっても勝手に服薬を止めず、主治医の指示に従う必要がある。「絶対に、2回分を一度にのんではいけません」とある。ただの風邪薬だからって、みんなも安易なのみ方をしないようにね。これ書いたら寝ます。

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1999/02/21

所沢のほうれん草騒動、JA所沢の情報隠蔽

■所沢のほうれん草、騒ぎになる前にJA所沢が近辺の野菜のダイオキシン濃度を調査していたにもかかわらずそれを公表していなかったらしい。これじゃ「疑って下さい」と言ってるようなもんだ。テレ朝だけを悪者扱いして騒ぎを収めようとするのは完全に間違ってる。

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名古屋市の「ゴミ非常事態宣言」

■同じくゴミ問題について名古屋ローカルなニュース。名古屋市が先週「ゴミ非常事態宣言」なるものを発表した。藤前干潟をゴミ処分場に使えなくなったので、市民と企業にゴミ減量を訴える「緊急メッセージ」なのだが、何か「非常事態宣言」だ!と言いたくなる。

名古屋市は今年の5月からやっと資源ゴミの分別回収を始める。このゴミ問題に対する意識の低さ、後進性(名古屋市民も同罪だが)。リサイクルの取り組みを後手にまわして埋め立て処分場に依存してきたのは明らかに行政の落ち度だろう。東京都じゃ僕が学生時代に都内に住んでいた約10年前から、すでに半透明ゴミ袋でないと回収しない仕組みになっていたぞ。「マイカー天国」名古屋は、ゴミ問題についても「利己主義」が徹底してる。

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安易に抗生物質に頼る危険

■風邪を引いたからといって安易に抗生物質に頼るのは危ないらしい。と、今日の『特命リサーチ200X』で言ってた(何てミーハーな...)。必要がないのに抗生物質を摂ると、抗生物質に対する抵抗力をもった細菌を体内に作り出してしまうらしい。世界中で抗生物質が濫用されてきた結果、どんな抗生物質でも殺菌できない細菌が生まれているのだという。風邪をひいて、せきどめも解熱剤も飲まない方がいい、抗生物質もダメとなったら、やっぱり自力で治すのが一番ってことか。それにしても頭がボ~ッとするんですけど(これで明日会社に行けるのか?)

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1999/02/20

2週間かけて自力で引越しする不合理

■どうして2週間もかけて引越ししているのか、その理由が分かった。みんなそうしてるからだ。今日は昼間から廊下でゴロゴロ台車を転がす音がうるさいなぁと思ったら、みんな自分でダンボール箱を一生懸命運んでる。この独身寮に引越して来るということは、みんな20代半ば。若僧が業者を呼んで引越させるなんて生意気だという社会通念に順応してしまっているからか(会社の上下関係にそこまで飼い慣らされているというのも悲しい話だ)。単に引越代を節約したいだけなのか。とにかく不思議な現象だ。

僕の経験では業者に頼めば1万円・30分で済むと書いたが、この不況で小荷物の仕事が減っているところへ時給2万円の仕事が舞いこむなんて、「赤帽」みたいな個人営業の運送業者さんにとってはハッピーな話だし、それで引越しが30分で済むなら自分たちもハッピーだし。しかもウチは大企業だから独身寮の引越しは一種の「民族大移動」、寮生がみんなで業者に引越しをたのめば地元経済にも貢献できる(大企業で良い給料もらってんだからそれくらいのことをしてもバチは当たらない)。サラリーマンの言動って、謎が多いねぇ。

■先週引越ししてた同じ独身寮の彼、今週もまだ引越ししてる。台車にダンボールを積んで、廊下をゴロゴロ転がして。自分で引越ししてて「何か違う」と思わないのだろうか。

■僕は今NTTのOCNをredistributeしている業者に10BaseTで接続しているのだが、公称128kbpsの回線速度に対して、たとえば土日の夜7時ごろで5~6%の実効速度しか出ない。つまり7kbps前後の速度だ。夜22時を過ぎると、すべての接続がタイムオーバーになる日もある。確かに電話代がかからないので経済的なメリットはあるが、速度の面では56kbpsモデムで電話回線に接続した方がダンゼン速い。NTTのOCNは詐欺だ。詐欺でなければ誇大広告だ。

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1999/02/19

所沢のほうれん草騒ぎ

■所沢のほうれん草騒ぎ。『ニュースステーション』も最近ますます軽薄になってるので信用ならないけど(だいたいスポーツの時間が多すぎる!)、農家側の環境リスクに対する取り組みも無責任だ。そもそも民間調査機関に指摘されるまで、自分で作った野菜の汚染を知らなかったなんて無神経すぎる。

たとえばフツーの第二次産業の企業なら、PL法対策とかで自社製品の「危険度」を事前に調べておくのは常識だ。農業だって農薬・水質汚染などの「危険度」を調べているはずだろう。周りにゴミ焼却場がたくさんあって、しかもこれだけダイオキシンが騒がれているなら、例えば所沢農協でとりまとめて付近の農作物の汚染状況を調査するのが生産者としての品質管理の姿勢だろう。

それをニュース番組に不意打ちされたからといって国にまで文句を言うのはちょっと違う気がする。少し前『桃の天然水』にカビが混じっているという消費者の報告で、メーカーが急いで製品を回収するということがあったけれど、自社製品の欠陥が分かれば即刻リコールするというのが製造者責任ってもんだ。仮に『桃の天然水』のメーカーが通報した消費者に反論して、「うちの製品にカビなんかない!」と言い張ったら、逆に社会的信用を失うだろう。

所沢のほうれん草も無害なレベルとはいえダイオキシンが含まれていたのは事実なわけだから、農家でこぞってテレビ局や自治体や国に文句を言いまくるというのは、生産者としての責任を果たしていないと思う。どうしてこの国はここまで農家に甘いんだろうか(答え:自民党の票田だから)。

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1999/02/18

やばい、インフルエンザにかかった

■やばい。万全の予防体制を取っていたにもかかわらずインフルエンザにかかったようだ。たぶん昨日の定時後、会社の飲み会でお酒を飲んでしまったからだと思う。今日はずっと頭がボ~ッとしてた。この週末はつらくなりそうだ。

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1999/02/14

天才肌の歌手RuRu・S.E.S『めぐりあう世界』

■下にも書いたがcorporate financeの定番の教科書を教えてくれた読者の方(同じ大学の先輩)。こういう風に、何か勉強したいと思ったとき的確なアドバイスをくれる人が身近にいないのが、僕にとってサラリーマン生活で一番困ることだ。今まで小学校から大学に到るまで、担任の先生や同じ研究室の仲間など、僕より一歩前を進んでいて、良いアドバイスをくれる人が必ずいた。ところがサラリーマンになってからは反面教師ばかり(ゴマスリのうまい人はたくさんいる)。向上心のある人が孤立するサラリーマン社会って、何なの。

■恒例の(?)ASAYAN日記。つんくの新ユニットに僕が一番入って欲しいと思ってた人が入った。RuRu。やっぱ歌が抜群にうまい。ああいう天才肌の人っていいなぁ。

■実は僕の住んでる独身寮は引越の季節。新入社員用の部屋を確保するため「ところてん式」に寮の部屋を移らなきゃいけない。で、引越代を節約するためか、管理人にリアカーを借りて夜中まで新入社員用の寮とこの寮の間を何往復もしてる人がいる。まだ終わってないみたいで、廊下に荷物が置きっぱなし。本人は疲労困ぱいしてる様子。

でも、引越屋にたのんでも1万円かからないんだよ。だって二つの寮の距離は100mもないんだから。僕が同じように2年前にここへ引越したときは、「赤帽」さんに1万円で頼んで30分で完了したよ。せっかくの土日、引越のために勉強時間をつぶされるくらいなら専門家に頼んでテキパキやってもらった方がいい。それが分業社会の「合理的選択」ってもんだ。やっぱ日本企業のサラリーマンって、合理性より「苦労性」なのかなぁ。

■S.E.Sの『めぐりあう世界』なんてFMでもめったにかからない曲が流れてるなぁと思ったら、僕が座ってたのはロッテリアの中だった。なるほど。韓国では日本文化が徐々に解禁になるらしいけど、日本で韓国POPSの人気が出るのは難しいだろうなぁ。だってHEY^3で『めぐりあう世界』を初めて聴いてからもう4か月ぐらいになるぞ。スージー・カンさんも最近見ないし。

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1999/02/13

テレビゲームに無縁な僕

■このページのある読者の方は、FFVIIIのCMでフェイ・ウォンの名前を見るたびにこのホームページを思い出して下さっていたようだ。僕の気づくのが遅すぎたみたい。去る2月11日はJ-WAVEの特別番組にゲスト出演もしていたとか(早く名古屋を引き払って東京にもどりたいよぉ~)。

僕は初代ファミコンからドリキャスにいたるまで、TVゲームというものをやったことがないので(サラリーマンのパチンコと同じく単なる時間の浪費だから)、ハッキリ言ってFFVIIIなんか全然興味なかった(その代わり中学生のときは8ビットPCで『ブラックオニキス』『ロードランナー』『ドア・ドア』に燃えていた)。だからFFVIIIのCMも「エエ歌やなぁ~」と思いつつ誰が歌ってるかなんてどうでもよかった。もうちょっと早く気づくべきだったなぁ。

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Stiglitz『Principles of Macroeconomics』

■先月の31日に買ったStiglitzのPrinciples of Macroeconomicsもようやく半分(260ページ)ほど読み進めたが、週末ごとにこればっかりも食傷気味なので、今日、企業財務の教科書の定番、Brealey & MyersのPrincipcles of Corporate Financeを買って読み始めた(このページの在米の読者の方のおすすめ本)。どっちもめちゃ面白いので、ホームページの更新ペースが鈍っちゃうかもしれない。悪しからず。

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1999/02/12

フェイ・ウォンが『ファイナル・ファンタジー』主題歌

■んがぁ~~っ!『ファイナル・ファンタジーVIII』のあのCMソングってフェイ・ウォンが歌ってたのか。今まで全然気づかんかったぁ~~!これで日本でもフェイ・ウォンついにブレイクか?

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1999/02/11

日本のSEは安月給で長時間労働

■このページのある読者の方から難しい相談を受けた。回答は熟慮の上させて頂くとして、その方は米国在住のせいか僕のように大企業で働くSE(システムエンジニア)を過大評価されているようだ。米国ではSEは今や「花形職業」だが、日本では安月給で長時間働かされる上に、とくに社内IT部門の場合、経理・総務など他の間接部門と比べて明らかに「二流社員」あつかいだ。

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1999/02/08

仕様書なしで仕事をするSE

■仕様書なしで仕事をすることを誇りにしているSEがいて、どうやら関連会社の伝統らしい。その会社からもどってきたSEたちは口をそろえて「方向性がOKなら、細かいことはどうでもいい」と語る。マネージャならそれでもいいが、実務担当者のセリフとしては言いわけにしか聞こえない。

自分を楽譜なしでピアノが弾ける天才だと思っているなら仕方ないが、僕はそこまでの天才ではないし、自分の記憶力の限界も知っているので、仕様書を書かないとシステム開発ができない。仕様書なしでは細かいことでいちいちミーティングのくりかえし。逆に仕様書があればたいていの問題はメールで解決する。おたがいに基準となるドキュメントを手元に持っているからだ。「あうんの呼吸」に頼る仕事の仕方は自分がよくても周りはいい迷惑だ。

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有馬文部大臣の正論の効果

■『ニュース23』で文部大臣のインタビューを聞い。確かに有馬さんの言っていることは正論だ。しかし、どうしたらその正論どおりに人が動いてくれるのか、「インセンティブ」ということを有馬さんは全く分かっていない。たとえば一頭の馬がいて、その目の前に毒入りニンジンがぶら下がっている。馬は必死でニンジンにかぶりつこうとするが、有馬さんはこの馬を止めるのに「そのニンジンは食べるな!」とお説教することしかできていない。

確かにその通りなのだが、そんなこと言われたって馬はニンジンに食いついて、結局は死んでしまうだろう。これをバカ正直という。本当に馬を助けようと思えば、バカ正直ではダメなのだ。馬がニンジンに食いつこうとしたら体に電流が流れるような「仕組み」を作らなければならない。この「仕組み」がインセンティブだ。

教育を地域社会にも分担してもらうように「一生懸命お願いする」のは確かにまっとうなやり方だが、それで地域社会が動くのなら誰も苦労しない。地域社会が自然と教育に協力したくなる(せざるをえなくなる)ような「仕組み」づくりの方が大事なのだ。正論を組み立てるよりも、いかにインセンティブを与えるか、こっちの方が実務者としては重要なんじゃないの?

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1999/02/07

佐々木ゆう子の新曲『PURE SNOW』

■佐々木ゆう子の新曲『PURE SNOW』。イイねぇ(佐々木ゆう子がイイんじゃないよ)。誰の作曲かと思えば木根尚登(小室哲哉が「仕掛人」らしいが)。確かに「しょうがない(笑われてもいい)」の部分は木根尚登っぽいメロだ。ところでモーニング娘。の新曲、出だしの矢口のコーラスがメチャ良い。ミーハーな愛と苦悩の日記やねぇ。

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1999/02/06

僕は宇多田ヒカルのファンではない

■最近ここに宇多田ヒカルのことをよく書くので、僕が彼女のファンだと誤解してる人がいるみたい。単に『Automatic』という歌が好きなだけ。彼女自身のことは藤圭子の娘だし、ちょっと面白いなぁと思ってるだけだよ。

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中央銀行による赤字国債引きうけ

■おおっ。野中官房長官は日銀の国債引受けに積極的らしいぞ。ってことで部屋にあった日本経済新聞社『ゼミナール経済学入門』をめくると、339ページ「財政政策と金融政策との関連」に中央銀行による赤字国債引受けについてちゃんと書かれているじゃないですか。

でもよく分からないのが、中央銀行が公開市場で債権や手形を買い取る「買いオペ」と、国債引受けの違い。テレビ東京のワールド・ビジネス・サテライトのコメンテーターは、赤字国債引受けの前に、「買いオペ」などまだやるべきことがたくさんあると言っていた。でも今問題なのは積極的な財政出動で赤字国債をじゃんじゃん発行したせいで長期金利が上がって、それが投資支出をおさえこんでいること。赤字国債のせいで上がった利子率は、「買いオペ」で下げられるものなの?市中に赤字国債がダブついていても、その他の債権や手形を日銀が買い取れば、ちゃんと利子率は下がってくれるの?誰か教えてちょうだい。

もし下がらないなら、やっぱり日銀が赤字国債を引受けるのもアリなんじゃない。やっぱりクルーグマン教授の言うように、世間のエコノミストは「インフレは絶対悪」と思ってるのかな。同書352ページ「政策効果のIS・LM分析」には、政府支出が赤字国債の市中消化のみでまかなわれるのにくらべて、中央銀行引受けの場合は、利子率を上げずに完全雇用国民所得を実現できると書いてある。それに投資を左右するのは、今現在の利子率というより、将来利子率が下がるか上がるかの「期待」じゃないの?「しばらく金利は上がりつづけるぞ」という「期待」がなければ、一時的に金利を引き下げても投資につながらないんじゃないの?...ううっ、わからん。まだまだ経済学の勉強が必要だぁ。

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1999/02/05

トリュフォー『終電車』『柔らかい肌』

■トリュフォー『終電車』(1981)『柔らかい肌』(1964)を観た。これでトリュフォー作品はあと『華氏451』(1966)『黒衣の花嫁』(1968)『水の話』(1958)『あこがれ』(1957)の4本だけ。でも全部観ちゃうと人生の楽しみがなくなっていまいそうで、コワい。小津安二郎を全部観切ったときもちょっと寂しい感じがした。

■ついに日経新聞朝刊の『春秋』に宇多田ヒカルが登場。

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1999/02/04

いよいよ日本でクルーグマン教授のインフレ誘導策が浮上

■いよいよクルーグマン教授のインフレ誘導作戦が浮上してきたねぇ。ルービン財務長官が日銀による国債引受けを提言したらしい。通貨供給量が増えて人為的にインフレが起こり、長期金利が下がって円高もおさまる。宮沢蔵相や日銀総裁は絶対反対みたい。戦費調達に同じことをやって悪性インフレを招いて以来「禁じ手」だとか。反対するなら振興券みたいなバカをやらずにまともな政策を打ち出してよね。

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1999/02/03

16ビートの裏、32ビートの裏を取れ

■新しいiMacのCMのストーンズのShe's a Rainbowがあまりに気に入ったので、Apple社のサイトからQuickTimeファイルをダウンロードして再生しまくってる。

■毎週『ASAYAN』を見てるけど、サンフランとシスコムーンのコーナーのつんくのコメントが面白い。16ビートの裏という表現が何度も出てくる。カラオケに行って「この人ノリが悪いなぁ」と思うのは、だいたい16ビートの裏が取れてないからだ。最近の邦楽はヒップホップが多くてほとんど16ビートだから、16ビートの裏が取れてないと全然ノレない。

年齢に関わらず8ビートでさえ裏がとれない人がいる。そういう人は手拍子するとすぐ分かる。たとえば宇多田ヒカルの『Automatic』で言うと、「~ないめの~ルじゅわき...」と手拍子をする。これじゃ宴会ノリ。8ビートの裏を取れる人は「な(ウン)なかいの、ベ(ウン)ルでじゅき...」と手拍子をする。これが最低ライン。『Automatic』はもちろんヒップホップ。16ビートまで裏が取れてないと本当にノッてることにならない。文字で表現するのは難しいけど、「な、(タン)なかい(のベ、(タン)ルでじゅ(き...」という具合に、「」で書いたところをちゃんと取れないとダメ。それぞれの「」は、各小節の1拍と3拍めを16分音符で4つに区切ったときの最後の16分音符。

まだ経理部にいたとき、唯一波長の合った京大卒の先輩がいて、ピアノも弾けるかなり音楽に堪能な人だった(転勤されるときグレン・グールドのビデオをもらったんだよん)。その人が車を運転しててラジオを聴きながらヒマつぶしに、聞こえてくる音楽の裏拍子をどんどん細かく取っていく遊びをやってたらしい。まず4分音符で裏。「ウン、タン、ウン、タン、...」次に8分音符で裏。「ウ...」次は16分音符。「ッ...」次は32分音符。...書けない。もしかすると僕が40代になるころには、邦楽はほとんど32ビートになって、その裏もちゃんと取れる若者が出てきてるかもね。

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