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1999年1月の記事

1999/01/31

名古屋郊外の無駄な大型バス

■今日、名古屋郊外を2km以上歩いた。市内某所に用事があったのだが、僕の住まいから直線距離ではほんの4~5kmなのに、電車なら一度都心に出て大回りする20km以上の道のりだ。唯一市バスだけが最短距離を行けるが、バス停で時刻を調べると次のバスまで40分ある。そこで路線に沿って歩き始め、バスに追いつかれたころには東名阪自動車道に出ていた。もちろん歩行者など一人もいない。たまにはこういう旅もいいが、1時間に一本しかない路線、しかも乗客は僕以外に4人なのに、大型バスを走らせる名古屋市はバカだ。マイクロバスにかえて1時間に2本にしろ。

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クルーグマン教授曰く「教科書に帰れ」

■『グローバル経済を動かす愚かな人々』を読み終わった。『クルーグマン教授の経済入門』と比べると翻訳の悪さが目立つが、中身は超おもしろい。フランス関連学部出身者としては、「これこそフランス人」という文章はちょっとショック。フランスの経済官僚は過去の栄光にしばられて目先の有効な経済策さえ打てないバカ者どもだという論旨。たしかに今のフランスの失業率や経済的な低迷、情報化から取り残された実態を見ればそのとおり。日本からの給費留学生受け入れ枠も激減してるらしい。フランス人も日本人も過去のしがらみをかなぐり捨てて構造改革に取り組まないとダメかも。

クルーグマン教授がくり返し言っていることは、「経済I」の教科書に立ち帰れってこと。去年、『良い経済学・悪い経済学』を読んだときも「よし、マクロ経済学を勉強するぞっ!」と意気込んで日経新聞社『ゼミナール・マクロ経済学入門』を買って読んだけど、あまり頭に入らなかった。で昨日、紀伊国屋の洋書売場へ行ってスティーグリッツの『マクロ経済学の原則』を立ち読みしたら、ぜんぜんわかりやすいのでさっそく読むことにした。日本の経済学者ってわざと「しきい」を高くしてるんじゃないか。

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1999/01/24

インフルエンザの予防法

■インフルエンザがはやってるらしい。いちばんの予防策は部屋を乾燥させないこと。でもウチには加湿器がないから...なんて言わないでよ。お湯でぬらしたタオルを部屋の中で干せばいいだけじゃん(あまり湿度を上げすぎるとパソコンがイカれちゃうかもしれないから要注意)。吸引器がないなら、蒸しタオルを顔にあてて深呼吸しよう。あとは例によってビタミンCを毎食後飲むこと。これで予防はカンペキ。

うちの独身寮の管理人さんは「風邪をひいたらすぐ薬を飲みましょう!」なんて紙を貼り出したけど、ひいてから咳止めや解熱剤を飲んだって、症状をおさえるだけだから根本的な治療にならないっつーの。風邪ひきの「素人」はこれだから困るよ。職場でも「のど飴なめる?」とか言い合ってるのは確かにほほえましい光景ではあるけど、風邪の治療法としては効果ゼロ。職場の売店でちゃんとC3000タブレットが売ってるのに何でそれを買わないの?インフルエンザ一つとっても理論的に対策を打てるかどうかが大事。残念ながら愛情だけじゃ風邪は治らないんだよ。

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米PBS『THE NEWS HOUR with Jim Lehrer』

■このページの在米の読者の方にすすめられて以来、NHK衛星で深夜に放送されている米PBS「THE NEWS HOUR with Jim Lehrer」を録画して観ている。最近は毎日、大統領弾劾裁判ネタで、law schoolの学生を呼んで討論させたりなかなか面白い企画もある。弾劾裁判の中継画像がダイジェストで放送されるのだが、大きなパネルに裁判資料からの引用を拡大し、その一字一句を論拠にしながら厳密に議論を進めていくスタイルは「まるで哲学の論文だな」と思った。

でもこれは逆で人文科学の論文が裁判をモデルにしているのだろう。社会科学や自然科学は実地調査や実験を基に仮説を検証するスタイルだが、人文科学の論文は、たとえばデカルトを論じる場合、デカルト自身の論文や、デカルトについて誰かが書いた論文を、まるでそれぞれの著者に裁判所で証言させるようにして順番に引用しながら、誰が正しいのかを明らかにしていくスタイルだ。僕もそういう思考プロセスに慣れてしまっているので、どの意見が一番正しいのかを常に考える。でも実はこの思考プロセス、サラリーマンとしてはふさわしくない。サラリーマンは弁護士や裁判官ではなく、政治家だからだ。つまり、正義につくより、力につく者が生き残る。考えてるヒマがあったらゴマをすれ。(もちろんこれは皮肉だよ)

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チェン・ユーシュン『ラブゴーゴー』

■チェン・ユーシュン監督『ラブゴーゴー』(1997年台湾)を観た。とてもよくできたラブコメ。笑いのツボが日本人と全く同じなので大笑いできる。同時に確実に泣ける。アメリカ人・コンプレックスからハリウッドのラブコメに無理して笑うなんて不健全な映画の見方はやめて、台湾コメディーで多いに笑いませう!ちなみにケーキ職人の小学生時代の同級生役で登場する女性(いちおうこの映画の「主演女優」ってことだが)は台湾の実力派歌手・堂娜で、最近では林海象の映画にも出演していたようだ。名古屋ではシネマスコーレで今週金曜日まで。まだ観てない人は急ごう。

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パソコンのキーボードを買い換えた

■キーボードを買い換えた。ゲートウェイ2000のキーボードは厚みがありすぎるし、白魚のような手をしている僕にとっては、タッチが重すぎる。「りょう(ryou)」と入力しようとすると、どうしても「ろう(rou)」になってしまうのだ。そんなことのためにわざわざキーボードを買い換えるなんてバカらしいという方もいるだろうが、ちょうどピアニストが安物電子オルガンのかすかすのキータッチに我慢できないのと同じことだ。大須のパーツ屋さんでタイ製のCOMPAQキーボードを2980円で見つけた。ゲートウェイのパソコンって「がわ」が大きすぎる。デスクトップ型の本体を開けると、中がスカスカ。もうちょっとコンパクトな筐体にできたはずだ。

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ポール・クルーグマン『グローバル経済を動かす愚かな人々』

■先日このページで『クルーグマン教授の経済入門』を紹介したばかりだが、そのエッセーで僕が要約した例の子守りクーポンのたとえ話、さっそく翻訳が出たのでぜひご一読を。昨日あたりから書店に並んでいるクルーグマン教授の新しい訳書『グローバル経済を動かす愚かな人々』(三上義一訳 早川書房)の145ページにある。翻訳はあまり良くないが、クルーグマン教授から学べるものに比べれば定価の1800円はべらぼうに安い。

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1999/01/23

中学生を考えるNHK番組に宮台真司

■NHK名古屋制作の『ナビゲーション99』で同局制作『中学生日記』を通して学校と中学生の関係の変化を見るという番組をやってた。ゲストは宮台真司。えらくうれしそうにしゃべってた。いきなり「近代教育は工場労働者の育成を目的として生まれた」なんて言っても、視聴者は面食らうだけだろうなぁ。宮台真司の言ってることをフツーの人が納得するには30分番組じゃ絶対ダメ。それにしてもあの色の靴下はやめた方がいいと思う(どこを見てんねん)。

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1999/01/17

ハルシオン売込みDMの日本語間違い

■ハルシオンを10錠9800円で売るというバカなDMが来た。なぜバカかというと、「数量はあまり有りません。勿論、みだらに、おわけしているわけではありません」って、「みだらに」じゃなくて「みだりに」だろ!

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成人の日に『白線流し』を観た

■成人の日に『白線流し』を観た。すべて丸くおさまる脚本はTVドラマらしい無難な展開だなぁと思ったし、園子(酒井美紀)の家庭教師の生徒ヒトミ(水川あさみ)が死に際の恐怖について語るシーンは「そのとおり死に際は孤独の恐怖なんだよ」と思いながら観ていた。それはそれとして、20歳の園子がヒトミとの関わりの中で教師を目指す決意を新たにするという物語で、学生時代塾講師をしていた頃を再び思い出した。あの仕事には「僕でなければできない」というヤリ甲斐があったが、今の仕事は誰でもできる。むしろこのHPによって得られる「人間関係」の方が「かけがえのない」ものだ。

(...と書いたところ、さすが熱心な読者から「これっておじさんっぽくないですか」というメールを頂いた。だがここで言う「人間関係」は顔も知らない人々との電子メールだけの関係で、おじさんのいう酒酌み交わし胸襟を開く人間関係とは全く異質なものだ。仮にネット上の出会いが面識に発展したとして、それもおじさんの「退職したら年賀状ゼロ」みたいな会社の肩書に依存した人間関係ではなく、ネットというコミュニティーでの人間関係だ。僕のいう「人間関係」はこれら二重の意味でズラされていることにご注意下さい)

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1999/01/15

JINROが韓国製品だったとは

■しばらく前「JINRO」という焼酎のテレビCMが集中的に放送されていた。色使いが強烈な画面だったので印象に残っているが、このCM、見事大当たりして日本の焼酎市場でトップシェアに躍り出たとか。僕は酒を全く飲まないのでNHK衛星の韓国KBSニュースを見て初めて知ったのだが、昔から韓国焼酎として有名なブランドだったらしい。韓国製品といえば三星や大宇の電器しか知らなかったので「意外なところで韓国製品」だった。

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このHPのカウンタが増加した理由

■このHPのカウンタがある時期から増加したのは、宮台(社会学者の宮台真司氏のこと)ウォッチャー・なんばりょうすけ氏のHPやその掲示板で紹介されたからだと判明しました(ある読者の方からのご報告です)。

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大手電機H製作所労組からリンク要請

■先日、大手電機H製作所の労働組合のHPからリンクさせて下さいとメールがありました。自分の会社では極めて怠惰な組合員(笑)ですが、喜んで承諾させて頂きました。ホントこのHPって意外なところでリンクして頂いているようで、大変感謝しています。

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チェン・ユーシュン『熱帯魚』

■チェン・ユーシュン監督『熱帯魚』(1995年台湾)を観た。前半は単なる低予算映画かと思ったが、メチャ良かった。ストーリーを知りたい方はInfoseekで「+熱帯魚 +台湾」。そうしたホームページの一つに「台湾版『アリゾナ・ドリーム』だ」というのがあったが、まさにその通り。誰もが夢を求めながらどこかズレた生活を送っている。

アジア映画と聞くと香港系の濃い展開や、逆に同じ台湾のツァイ監督のように極端にドライな映画を想像するかもしれないが、『熱帯魚』はリズムのメリハリが効いて気持ちのいい映画。ポップなところはポップに、しっかり芝居を見せるところは下手なカット割りをせず固定ショットで長回ししてくれる。登場人物のキャラクターも最高。主人公の男の子がヘンに演技をしないのがいい。全体に抑制の効いた演出。


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1999/01/14

僕は紅玉が大好物だ

■僕はリンゴが大好物だ。今日、一つ手前で電車を降りたら駅前に生鮮食料品店があり、6ケ入りのフジ、380円を見つけて思わず買ってしまった。シャキッという歯ごたえが何とも言えない。リンゴの中では紅玉がいちばん好きだ。ふつう紅玉は酸味が強すぎて調理用にしか使われないが、僕は紅玉の甘すぎないところがいい。

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1999/01/13

某無償OS批判で個人攻撃

■このページにあった某無償OS「L*」に関する記事は、ある掲示板でリンクを張って紹介したところ、一部のユーザからいわれのない個人攻撃を受ける結果になりましたので削除しました。二度と某無償OS「L*」について批判めいたことを書かないことを誓います。The essays about L* in this site were deleted because some L* users slandered me when I presented the articles on a certain message board. I swear that I'll never write any essays which criticize L*.

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1999/01/12

オーソン・ウェルズ『審判』

■オーソン・ウェルズ監督の『審判』を観た。もちろんカフカをベースにウェルズが脚色したもの。強い白黒のコントラスト、カメラアングルやライティングの凝り方は相変わらずだが、脚本も完璧な不条理劇で妙に追いつめられる感覚だけが残る映画。ラストのダイナマイトで『気狂いピエロ』を思い出した。

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1999/01/11

小学生時代の同級生から突然のメール・小渕内閣支持率アップ

■なんとまあ小学生時代の同級生からメールが来た。ホームページを開設して以来、初めてのこと。インターネットではいろいろ面倒なことがあるので、失礼ながら最初は疑心暗鬼だったが、小学生時代に住んでいたベッドタウンの細かな記述のおかげで、あの頃のことが再びよみがえってきた。ただあの頃は僕の人生でいちばん幸福な恋愛の時代だったので、今の不毛な時代に引き比べるとかなり辛いものがあるのも確か。

■デリダばかり読んでいると地上から遊離してくるので、メディアワークス『クルーグマン教授の経済学入門』を読み始めた。切れ味鋭くてめちゃ面白い。昨年、筑紫哲哉の番組でクリントン大統領が一般視聴者の質問に答えていたのを絶賛(?)したが、town meeting と言って彼の十八番らしい。弾劾裁判が始まっちゃったけど、それでも日本の首相よりはまだまし。

■夕方のニュースを見てたら小渕内閣支持率アップで街頭インタビュー。「親しみがもてる」「やさしそう」「今までの首相みたいに恐くない」「自分の欠点を正直に言うところがいい」。なんじゃこいつら。下らない人物評価でしか政治家を選べないからこの国の政治はダメになる。この国民にしてこの首相あり。日本の政治が三流なのは政治家だけの責任か?

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1999/01/10

テレビを25型に買い換えた

■テレビを25型に買い換えた。今までは14型だったので部屋の景色が一変する。部屋で映画を観るのが楽しみになる。ただビデオ画像の粗さが目立つようになった。映画を録画するときはいいテープを使わなきゃ。ブラウザやテレビは車窓のように外側に開いた窓。窓の前に座って外を眺めていると心が落ち着く。

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声優ラジオ番組のおママごと脚本

■日曜日の夜、たまにAMラジオをかけっぱなしにしていると、声優ラジオ番組が耳に入ってくる。若手のアニメ声優がパーソナリティーをつとめているが、大抵5分くらいのラジオドラマが放送される。ところがこの脚本がヒドい。おままごとみたいな性別役割分業の恋愛ドラマを飽きもせずくり返している。小学生の頃、番組名は忘れたが毎回凝ったプロットのラジオドラマがあり、出演声優も大御所ばかりで毎週楽しみに聴いていた。今のラジオ局は子供だましの声優ラジオ番組を制作し続け、聴取者の満足水準を下げる悪循環に陥り、自ら声優という商売の衰退を招いているように思える。

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1999/01/05

仕事は好きだが、会社は嫌いだ

■明日は仕事始め。家にいてもすることがないから会社にいる方がいいという人もいるけれど、僕は仕事は好きだが会社は嫌いだ。会社そのものではなく会社の構成員が好きになれない。嫌な同僚がいるのではなくてサラリーマン的精神性一般が好きになれない。在宅勤務なら何時間でも残業するのに。

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